災害に備える。救える命を増やす。

東日本大震災から11年。犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

11年を迎えた今、私たちは災害に対してどこまで理解をして備えができているでしょうか。

震災の際、聴覚障害のある方の死亡率は障害のない方と比べ2倍にも及びました。

災害が起きたらどうやって知らせるか、どのように避難するか、健聴者と変わらない情報をどう伝えるかが重要です。

また、避難所で聴覚障害の方は、見た目で障害を判断することが難しいために情報が遅れてしまう恐れがあります。手話ができる人も多くないため伝えることの難しさもあり孤立してしまうこともあります。障害のある方も周りに理解してもらう、自分の状況を伝える手段として意思疎通を図ることが出来るツールを上手く活用できればと思います。

 

<災害時用バンダナ>

20220316杉原001

 

<指さし会話シート>

20220316_002

 

<聴障者と健聴者のコミュニケーションを支援するスマートフォンアプリ『こえとら』>
http://www.koetra.jp/

 

災害に対する準備は目に見えるものだけでなく、人とのつながりの準備も大切です。

救える命を増やす、そのための準備です。

 

写真引用:NHKホームページ、河北新報ONLINE NEWS

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