脳を変えるトレーニング!?

暑い・・・。猛暑日が続く地域では、一歩外に踏み出すたびに、そう口を衝いてしまう方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

皆様熱中症に気を付けて快適な夏を過ごしましょう!!

 

今回は、脳を変えるトレーニングについて話をしたいと思います。

 

正常な聞こえであれば、脳は耳から伝わる音の刺激で常に活性化されています。しかし、加齢による難聴は、少しずつ聞こえが悪くなってしまう為、自分で気がつかない間に脳が音による刺激の少ない状態に慣れてしまうのです。

20200701秋元HP用写真(図1)

 

この状態を「難聴の脳」といい、補聴器で調整した音を聞いてもうるさいと感じてしまう場合が多くなってしまいます。

 

その為、脳を変えるトレーニングが必要になります。

補聴器で最初は7割程度の音量(多少うるさいが効果を感じられる位)で使用し、音に慣れてきたら定期的な調整で徐々に音量を上げていきます。このトレーニングを継続的に続ける事で脳が変化していき、言葉の聞き取りに必要な音量で補聴器を使い続けられるようになっていきます。

 

トレーニングで大切なことは、「常に装用する」「最低3ヵ月続ける」事です。補聴器を使う時間が短いと脳が変化せず、いつまでも音量を上げることが出来ません。

 

また、最初は周りの環境音がうるさく感じ不快になるかもしれません。脳が慣れていない最初の1ヵ月ほどは大変ですが、焦らずに続ける事が大切なのです。

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