広がる聞こえを助ける輪

9月18日は敬老の日でした。当店にもこの時期ご家族連れでのご来店が多くあり、おじいちゃん・おばあちゃんに補聴器を購入したい、といったご相談が増える時期です。

そんな中で「補聴器を購入するときに(国や自治体から)補助や助成はないの?」というご質問を頂きます。

今まで国内では長年、公的な補聴器の補助は聴覚の身体障がい者に該当される方への補装具費支給事業のみでした。

しかし、近年高齢者の生活支援や健康増進ということで、補聴器購入の助成事業を行う自治体が出てきました。これは難聴でお困りの皆さんや、難聴対策推進議員連盟と呼ばれる難聴対策をより進めるための国会議員連盟、耳鼻咽喉科医の団体、補聴器に関わる団体などが国や自治体に支援を訴え続けた結果です。

 

 

最近では東京都内、首都圏では多くの自治体が助成事業を本格的に始動し、少しずつ地方にもその輪が広がっています。例えば山形県山形市の「聴こえくっきり事業」や福島県白河市の「高齢者いきいき応援事業」などです。

まだまだすべての自治体で行われておらず、助成を受ける場合も必要条件などが決められており、すべての方に助成がいきわたる状況ではありませんが、いつか聞こえにお困りの方すべてにこうした支援の輪が広がるといいですね。

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