まだまだ寒い日が続きますが、耳かけ型補聴器をお使いの方から、急に補聴器が聞こえなくなったという相談をよくいただきます。
新しい電池を入れたばかりなのに聞こえなくなった場合、多くの原因は「補聴器のチューブ内の結露」が考えられます。
写真:本体と耳せんの間のチューブに結露が発生した耳かけ型補聴器
お部屋の暖房や体温によって補聴器チューブ内の空気が温められ、外気との温度差が生じると結露が発生します。
体温が高かったり、温度差のあるお部屋を行き来したり、イヤモールドや耳栓の密閉度が高いほど結露が起きやすくなります。
その結果、チューブ内に溜まった水滴が音を遮断してしまうことで、聞こえにくくなったり、音が出なくなってしまうのです。
結露を起こしてしまった場合、乾燥ケースに入れ水滴を除去することで改善もできますが、ティッシュをこよりにしてチューブ内に入れ、水滴を吸い取ることで簡単に除去することができます。また、チューブに息を吹きかけ水分を飛ばすことも有効です。
店内では結露対策として水滴が溜まりにくいチューブへの交換も致しております。
冬場の使用でお困りの方は、お気軽に近くの店舗までご相談ください。